産休中にやったこと③育児、子供の発達についての勉強
仕事をしている間は忙しかったり、体調が悪かったりして、子育ての準備はほとんどできませんでした。
また、親戚に小さい子供がいないので、子供の発達についての知識が全然ありませんでした。産休に入ったことをきっかけとして、子育てについての本を読んでみました。
書店に行くと子育ての本が本当にたくさんありますが、自分が読んでよかったと思った本を記録しておこうと思います。ほとんど図書館やメルカリで入手できたので、お金がかかりませんでした。
1、小西行郎ほか 赤ちゃん学を学ぶ人のために 世界思想社 (2012/9/15)
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この本は図書館で借りました。
これは子育て中の親向けの本ではなくて、小児科医や保育士など、保育に関わる人向けに開かれた公開講座の講義録のような形でしたが、門外漢の私にも読みやすかったです。赤ちゃんに対してのいろいろな実験の結果から、現在言われている学説が紹介されている研究案内のような本なので、科学的で納得感がありました。
特に印象に残ったのは以下の点です。
・バランスよく削りながら成長する(p.5)
赤ちゃんは最初はシナプスを過剰に持っていて、いろいろな能力を持っているが、生まれてから外界の刺激を受けながら、生活に必要なもの以外は削っていく。生まれてから、赤ちゃんの能力を伸ばそうとしてあまりにいろいろな刺激を与えすぎると、この削り込みがうまくいかなくなり、子供の脳に悪影響があるかもしれない。
・赤ちゃんの発達は一直線ではなく、最初にできたことができなくなって、そのあとに発達する時期がある(U字型の発達といい、学習や発達全般についていう用語のようです)
・赤ちゃんの昼夜の生活リズムは生後4か月ごろまでに成立する。
・子供の言葉の発達には、子供が注意を向けているものを大人がよく観察して、それについての言葉をかけてあげるといい。大人が覚えさせたい言葉を次々に覚えさせようとして、子供が注意を向けていないものについて話しかけても、言葉は発達しない。子供と注意の共有を図ることが大事(9章 赤ちゃんのことば)。
2.清水悦子 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング(かんき出版 2011)
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メルカリで入手しました。
特に役に立ちそうだと思ったのは、月例別の1日の睡眠・授乳のスケジュールです。
0か月から計画的に昼夜のリズムをつけさせる方法が記載されているので、妊娠中に読んでよかったと思いました。
これらの本のおかげで、赤ちゃんの発達の目安がつき、安心できました。
自分の子供が通説通りにいくかどうかはわかりませんが…