これで出産の記事は最後です。
出産の記述があるので、苦手な方はいよいよ見ないほうがいいかもしれません。
分娩室には痛みの合間を縫って、自分で歩いていって、分娩台のうえに横になりました。
分娩室は3つあり、隣から産声がきこえました。
さっきまで陣痛室で隣だった妊婦さんのお子さんが生まれたんだなあと思いました。
そこから先はとてもあわただしく進んだので、あまり覚えていません。
枕元のほうに夫がいたので、赤ちゃんが生まれたら一番にだっこしてねといいました。
助産師さんが3人がかりで、忙しく作業していて、お医者さんはゆったり見守っている感じでした。
痛くなってきたらいきんでねーと言われ、次いきんだら会陰切開するからねーといわれ、痛くなってきたところで、分娩台の横についていた手すりをつかんでうーんと力をいれたら、ドゥルンと何かが出てきました。16時28分、子供が生まれました。
すぐに産声が聞こえず、心配したのですが、一瞬助産師さんたちが何か作業をしたら、泣き声が聞こえました。
おなかにバスタオルが置かれ、ここに赤ちゃんが来るからねーと声をかけられて慌てて手を準備すると、赤ちゃんが乗せられました。
青い色をしていましたが、思わず「よかったなあ、かわいいなあ」と声が出ました。
赤ちゃんは少し羊水を飲んでいたようで、すぐ横にある保温ベッドに連れていかれ、口から管を入れられて水を吸い出されたりしていました。
胎盤が出てきたり、子宮を収縮させるためのマッサージを受けている間にも赤ちゃんが心配で、「赤ちゃんは大丈夫ですか?」と何回か聞いてしまったような気がします。
「赤ちゃんは大丈夫だし、何かあれば新生児科の先生に見てもらえるよ!」とお医者さんか助産師さんが答えてくれて、安心しました。
さすが大学病院!
すごく寒くなりました。体が震えて鳥肌が立つくらい。
夫に出産セットからカイロをあるだけ(4つ)出してもらって、背中に貼ってもらいました。
赤ちゃんが出たことと、出血によって体温が奪われるので寒くなるということでした。このまま2時間ほど横になって、体力を回復させるそうです。
気が付いたら分娩室に夫と私と、横の保温ベッドに寝ている赤ちゃんだけになっていました。
産後はすごい幸福感に包まれて、夫が赤ちゃんの写真を撮ったりするのを見ていました。
これが出産の一部始終です。
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