ワンオペ育児中に救急搬送された話②
救急車が来るまで、痛みに耐えながらも子供の外出準備をしました。
幸い、お出かけに使うものはいつもリュックにまとめてあったので、離乳食セット(和光堂の箱入りのやつ)と飲み水を準備するだけで済みました。
防災持ち出し品としても役に立つので、子供のものはいつもひとまとめにしておくといいんだなあと思いました。
ちなみにいつもひとまとめにしているのは下記の品々です(1歳5か月現在)。
・おむつ、おしりふき、おむつ変えシート(使い捨て)、おむつを捨てる袋
・着替え1セット
・和光堂の箱入り離乳食、パック麦茶
・エプロン
・ごみを入れるビニールぶくろ
・ノンアルコール除菌ティッシュ
・鍵、財布、携帯、充電バッテリー
救急車が到着しました。
わたしは歩けなかったので、たんかのようなもので運ばれました。
ベビーカーを持っていくか聞かれましたが、救急隊の方に持っていただくのが申し訳なく、荷物になるのでいいですといいました(持っていけばよかった)。
娘は救急隊の方にだっこされていましたが、不思議と騒ぐこともなく、静かにしていました。
救急車って、乗ってから病院が決まるまで、しばらく時間がかかるのですよね。
私の場合は女性なので産婦人科系の病気の可能性もあり、産婦人科のお医者さんがいる病院を探し、救急隊の方が電話をかけて行先を探していました。
救急車はマンションの駐車場に止まったまま、だいたい15分ぐらいかかったでしょうか。
自分としてはいたいので早く出発してくれーと思いましたが、仕方ありません。
娘は救急隊の方にだっこされ、救急隊の方が椅子に座っていました。救急車にはもちろんチャイルドシートなどはありませんでした。
娘を自分で抱っこできず、救急隊の方の手を煩わせてしまって申し訳ないなーと考えましたが、痛みで動けず、どうしようもありませんでした。
搬送先の病院が決まったので、救急車の中から夫に電話しましたが、出ませんでした。
痛みで声が出なくなり、救急隊の方から夫の会社に電話をしてもらいました。
夫が出て、これから病院に向かうといいました。
私は近くの大学病院に運ばれました。娘は救急隊の方にだっこされたまま病院内に入りました。
お医者さんが来て触診し、
痛みの原因を調べるため、CT検査をするが、妊娠の可能性はないか、と聞かれました。
ここで私は悩みました。ちょうど二人目がほしいと思っており、産後まだ生理が不規則で、妊娠していないとは言い切れない状態だったからです。
私は「妊娠していた場合CT検査をするとどうなりますか」と聞きました。
お医者さんは「多くの場合は落ちちゃいますねー」と言いました。
私は妊娠の可能性を調べてからにしたいとお願いしました。
尿検査をすることになりました。普通の市販薬で調べるみたいな検査(結果がすぐに出る)と顕微鏡で調べる検査(2-3時間かかる)検査を両方することになりました。
結果がすぐに出るほうでは妊娠していませんでしたが、顕微鏡で調べる検査の結果を待ってCTをとることになりました。
結果がでるまではどうしようもないということで、私はベッドになすすべもなく横になっていました。ずっと痛みが強く、じっとしていることができず、丸くなったりもぞもぞしていました。ときどきトイレにいきました。
この間、娘はずっと救急隊の方にだっこされていて、申し訳ないとおもいながら、どうすることもできませんでした。いつのまにか病院の受付の人っぽい方に代わっていました。おむつも変えてもらいました。
ずっと静かにしていた娘が空腹で泣き始めたころ(朝はバナナしか食べてないから)ようやく夫が到着しました。
私も痛み止めの点滴を打ち始め、少し楽になってきました。ここで、「そうだ!出産の時みたいにすれば耐えられるかも」と思い、ソフロロジーを思い出して頭の中でやってみました(子供が生まれるわけではないが)
なんか、お花畑みたいのが見えました。
そうこうしているうちに顕微鏡で調べる検査の結果が出て妊娠していないということだったので、CTをとることになりました。
CTの結果、特に異状はなく、おそらく尿管結石で、トイレに行ったときに流れたのだろうといわれました。
一度痛みが治まってから再発した経緯があったので、「再発の恐れはありませんか」と聞いたら「腎臓にも石がないからとりあえず大丈夫」と言われました。
そのころにはけろりと元気になり、清算をして帰りました。
夫は休みを取ってくれていたので、その日は家族でゆっくり過ごしました。
救急車で運ばれたのがたぶん8時半くらい、帰宅したのが13時くらい。s
出産よりも痛かった数時間でした。
娘を抱いてくれた救急隊員さん、看護師さんには感謝です。
夫が仕事にいったことを恨めしく思ったけど、とりあえず朝会社にいっていろいろ指示を出し、呼び出されても大丈夫なようにしてきたということを聞き、夫にも感謝だなあと思いました。